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活性酸素の中でもっとも酸化力が強いヒドロキシラジカル

代表的な活性酸素としては「スーパーオキサイド」、「過酸化水素」、「一重項酸素」、「ヒドロキシラジカル」などがありますが、なかでもヒドロキシラジカルは活性酸素の中でももっとも不安定で反応性が強く、周囲のものを手当たり次第に酸化してしまいます。

活性酸素の種類

スーパーオキサイド:ミトコンドリア内で発生する活性酸素。体内に侵入したウイルスや細菌を殺傷するために、白血球のうちの好中球やマクロファージから産生される。

過酸化水素:生体内でのエネルギー代謝の過程で発生する活性酸素の一種。脂肪酸や生体膜、DNA等を酸化損傷する。酸素を放出してヒドロキシラジカルを生成しやすい。

一重項酸素:紫外線を浴びることにより発生する活性酸素。強い酸化力を持つ。

ヒドロキシラジカル:活性酸素の中でもっとも反応性が高く、もっとも酸化力が強い。糖質、脂質、タンパク質などあらゆる物質と反応する。強力な酸化力で細胞内の遺伝子を傷つける。

腸内で過剰に発生する活性酸素によって細胞や細胞内の遺伝子までもが傷つけられ、これが老化につながります。また一方で、腸内に取り込まれた成分や物質も活性酸素による酸化で変質します。取り込む細胞側のダメージと、取り込まれる側の成分や物質の変質、これらが免疫機能の混乱を招くのです。そして免疫機能の混乱が、さまざまな病気を引き起こしてしまうのです。