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頭皮フローラで活躍する表皮ブドウ菌

皮膚の一部である頭皮にも「頭皮フローラ(スカルプフローラ)」と呼ばれる細菌叢が存在。頭皮の健康や髪の生育に重要な役割を果たしています。頭皮は皮膚の中でも傷つきやすく乾燥しやすいことや、髪の生え替わりなどによって、体内でもっとも新陳代謝が活発な部位のひとつとなっています。そのため、皮脂腺の数も体内でもっとも多く、たくさんの皮脂を産生して大気や紫外線の影響から頭皮を保護して潤いを保ってくれています。ということは、皮脂や汗の分泌量が多く汚れやすい部位でもあるということです。

頭皮フローラの代表的な菌は、表皮ブドウ球菌、アクネ桿菌、コリネバクテリウムの3 種類です。中でも「コリネバクテリウム」という菌が頭皮トラブルに関わっているという研究結果が発表されて話題となりました。頭皮の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れてコリネバクテリウムが増殖すると、頭皮の慢性的な炎症を引き起こしますが、健康な頭皮では善玉菌の表皮ブドウ球菌が産生する脂肪酸がコリネバクテリウムが増え過ぎるのを抑えてくれています。さらに、表皮ブドウ球菌が産生するグリセリンは頭皮を保護・保湿し、髪の毛に艶を与える役割を担っています。まさに表皮ブドウ球菌は艶髪の味方なのです。