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「活性酸素」が老化や病気を招く

腸内フローラの乱れ、すなわち悪玉菌が増えることで発生する「活性酸素」についてみていきましょう。活性酸素という言葉が近年一般的に使われるようになりましたが、いったいそれはどのような物質なのでしょうか。

私たちは呼吸によって酸素を取り込みエネルギーを生産するという「代謝」を行っていますが、取り込んだ酸素の2〜3%が活性酸素に変換されます。活性酸素は酸素が「電子」を失って不安定になったもので、他の物質から電子を奪い取って安定しようとする「酸化力」(錆びさせる力)が非常に強いという特徴があります。

活性酸素は本来、その強力な酸化力によってウイルスや細菌から私たちの体を守ってくれる物質ですが、過剰に発生してしまうとその一部が細胞を酸化して傷つけてしまいます。これが老化や病気を招くのです。

現代に生きる私たちの体内では、暴飲・暴食、飲酒、喫煙、食品添加物、ストレス、化学物質、電磁波などの代謝以外の要因によって活性酸素が過剰に発生しています。本来私たちの体は、活性酸素を抑える物質(抗酸化物質)を作り出す力を持っています。しかし、その力が及ばないほど過剰に活性酸素が発生していること、それが問題なのです。